ラクトフェリンのはたらき

健康ダイエット



ラクトフェリンのはたらき

活性酸素の生成を抑える

ラクトフェリンは鉄とすぐに結合して赤色に変化することから、発見されたばかりのころは「赤いたんぱく質」と呼ばれていました。その後の研究で、ラクトフェリンは、鉄や銅などの重金属イオンと強く結びつく性質があることがわかりました。鉄や銅は必須ミネラルといわれるヒトの生命活動に欠かせない栄養素です。しかし、遊離した鉄イオンと銅イオンは、ヒドロキシラジカルを作り出す触媒としてはたらきます。このヒドロキシラジカルは活性酸素の一種で、最も危険といわれています。何故なら有名な抗酸化力のあるビタミンEやβカロテンは、このヒドロキシラジカルに対してはほぼ無力だからです。ラクトフェリンはヒドロキシラジカルを生み出す触媒の鉄イオンと銅イオンを速やかに捕まえてしまうので、ヒドロキシラジカルの生成を抑えてくれます。

日和見菌の増殖を抑える

お腹の調子が良くなったら、身体全体が軽くなり健康的になったと聞いたことはありませんか?実は病気に対する免疫力で重要な防御機能を果たしているのが腸です。腸には毒性の強い悪玉菌がいる一方、健康維持に役立つ善玉菌や、善玉菌にも悪玉菌にもなる日和見菌が存在しています。善玉菌や悪玉菌、日和見菌の比率や分布は人によって大きく異なります。健康な腸の場合、善玉菌が多く、日和見菌もおとなしく免疫力の強化に関与していますが、悪玉菌の比率が上がり分布が広がると日和見菌は悪玉菌と同じように人の健康を阻害するようにはたらきます。日和見菌は悪玉菌のように激しい感染症を引き起こしたりはしませんが、身体のいたるところに定着し増殖し、その過程で炎症を引き起こします。この繰り返しが身体の組織に傷を与え、慢性疾患の誘発や、寿命を縮める要因になると考えられています。ラクトフェリンには、このような日和見菌の増殖や炎症を抑えるはたらきがあります。ラクトフェリンは日和見菌だけではなく、ウィルスや真菌などさまざまな細菌の増殖を抑えるはたらきがあります。生まれたばかりで免疫力の低い赤ちゃんが元気にスクスク育つのは、母乳に含まれるラクトフェリンのはたらきが大きく影響していると考えられています。

免疫力の底上げに

ラクトフェリンを取ることで、全ての白血球の活性化に繋がることが、ヒトを対象にした二重盲検法で証明されています。健康的な10代の男性に腸溶タイプのラクトフェリンを4週間摂取してもらったところ、白血球のインターフェロンαの産生能が、統計学的に意味があるくらい高まったそうです。インターフェロンαとは、白血球同士の情報伝達に使われる物質で、ガン細胞退治などに期待できるナチュラルキラー細胞(NK細胞)もインターフェロンαによって刺激され、活性化することがわかっています。ラクトフェリンの摂取によって、インターフェロンαの産生が増え、白血球の活性化、しいてはNK細胞の活性化に繋がり、またこれら以外の感染防止に働く因子にも良い影響を与えることがわかっています。

腸溶タイプしか意味がない

ここで注意しないといけないのは腸で溶けるタイプのラクトフェリンしか、このようなはたらきが期待できないという点です。胃で分解されるタイプのラクトフェリンでは、インターフェロンαの産生能は、ほぼ変化しなかったそうです。ラクトフェリンを摂る上で重要なことは、腸溶タイプのラクトフェリンを選ぶということです。



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