クロムラクトフェリン

健康ダイエット



クロムラクトフェリンとは

クロムラクトフェリンとはクロム(Cr)とラクトフェリンを強く結合させた物質です。クロムとは必須ミネラルの一つで、微量ですがヒトの生命活動に欠かせません。

そのクロムとラクトフェリンを結合させ、吸収され易くしたというのが、クロムラクトフェリン、通称クロムフェリンという製品です。

クロムフェリンは「糖尿病に効果がある」と謳っていることが多いようです。本当に効果があるのか、まずは人の体内でのクロムの役割から説明します。


クロム(Cr)とは?

クロム(Cr)はヒトの生命維持に必要な必須ミネラルの一つで、1日の推定摂取量が100mg以下の微量ミネラルに分類されます。推定摂取量が100mg以上のカルシウムなどは主要ミネラルといいます。クロムは金属なので、毒性が心配になりますが、自然界に多く存在している3価クロム(Cr3+)には毒性がありません。しかし、昔メッキなどに使われた6価クロム(Cr6+)には強い毒性があり、現在では使われなくなってきています。

クロムは微量ながら人体に約2mg含まれていますが、地域や食生活によって大きな差があるミネラルです。歳をとることによって体内のクロムは減少していくことがわかっています。体内では主に肝臓、腎臓、すい臓、血液中に分布し、細胞内では核内に多く存在しています。


クロムの役割

クロムは体内で糖代謝脂質代謝コレステロール代謝結合組織代謝たんぱく質代謝を手助けしています。

クロムラクトフェリンの糖尿病に効果があるといわれている元は、クロムのはたらきの糖代謝によるものです。インスリンが体内でレセプターと結合するのを助けるはたらきをしている耐糖因子を構成する材料の一つがクロムです。要はインスリンの働きを高め、血糖値を下げてくれます。体内のクロムが減少すると糖代謝の異常が起こり、糖尿病になる可能性が高くなることは明らかにされています。

アメリカでは脂質代謝、コレステロール代謝を維持するクロムは、ダイエットや筋肉増強のためのサプリメントとして摂取されています。


クロムラクトフェリンは糖尿病に効果があるの?

クロムラクトフェリンの多くが「クロムは吸収率が悪いので、ラクトフェリンと結合させて吸収率を上げました」とあります。クロムラクトフェリンを結合させると吸収率が上げるという実験結果は残念ながら見つけることができませんでした。

しかし、クロムラクトフェリンを摂取すれば体内のクロム量は上がるようです。吸収率が悪くてもクロムを摂取すれば、体内のクロム量は上がります。

ラクトフェリンクロムを結合させても、そのまま吸収されるわけではなく、分解され分子が小さくなってから吸収されます。ラクトフェリンはたんぱく質なので、分解されるとアミノ酸になります。

クロムとアミノ酸が結合した状態は、吸収率が高くなるという実験結果も見つかりません。また患者が多い2型糖尿病もインスリン分泌の低下と感受性低下などにわかれ、発症の原因もマグネシウム摂取量が原因や遺伝的などさまざまです

クロム不足は、クロム製剤を摂取すれば解消できると思われるかもしれませんが、金属や鉱石を溶かして採取したクロムは、人が食物から摂取しているクロムよりも大きく吸収率が悪いのが現状です。食物で摂取しているミネラルよりも大きいミネラルを大量に摂取すると、体外へ排出することができずに体内に溜まり、様々な疾患が起こり問題になったこともあります。

自然に摂取することが難しいクロムの摂取方法として、クロムフェリンは良いかもしれませんね。



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